七五三は、子供のこれまでの成長に感謝し、これからの健やかな成長を祈願するお祝い事です。
七五三の親の服装には、「絶対に〇〇を着なければいけない」という決まりはありません。結婚式のようなブラックフォーマルを選ぶ必要はありませんが、比較的きっちりとした正装をするのが一般的です。
あくまでも子供が主役なので、主役をたたせるように意識しましょう。ママやパパがおしゃれに着飾ってしまうと、せっかくの子供の盛装が映えませんよ。華やかにもカジュアルにもなりすぎず、参拝時に失礼がない程度に整えましょう。
かっちりとしたスタイルが難しい場合や、下の子がいて動きやすい格好をしたいときは、ママはシンプルなワンピース、パパはジャケットスタイルに。できれば、ママとパパは服装のテイストをあわせられるといいですね。
色は何色でも構いませんが、淡いピンクやグレー、紺が人気です。黒やグレーを選ぶ場合はネックレスをつけたり、少し明るめのインナーを着たりすることで、明るい印象になります。
アクセサリーや小物は、卒園式や入学式など、様々なフォーマルシーンで着けられるので、今後の利用シーンを考えながら選ぶといいですね。また、靴はサンダルのようにつま先があいているものは避け、ストッキングはベージュを着用しましょう。
スーツの場合、スカートが一般的ですが、パンツスーツでも問題ありません。混雑した日に参拝するなら、動きやすいパンツスーツのほうが良いかもしれませんが、記念撮影で写真映えするのはスカートです。撮影はスカート、参拝はパンツなど、使い分けるのもおすすめです。
訪問着や色無地、付け下げを選びましょう。色は、子供の着物の色とのバランスを考えて選ぶのがおすすめ。例えば、女の子の着物がピンクなら淡い黄色、男の子であれば淡いピンクやベージュ、黄色や黄緑を選ぶのもいいですね。
富田林市では
錦織神社
Tel: 0721-25-2770
〒584-0037 富田林市宮甲田町9-46
美具久留御魂神社
Tel: 0721-23-3007
〒584-0011 富田林市宮町3丁目2053
狭山神社
Tel:072-365-0905
〒589-0011 大阪府大阪狭山市半田1丁目223
七五三とは、子供の成長を祝い、これからの健康を願う日本の伝統的な行事です。昔からの習わしでは、数え年で、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いをします。
七五三は、もともと関東圏でのみで行われる地方風俗でした。昔は乳幼児の死亡率が高かったため、7歳になるまでは、子供の成長を願う儀式がいくつも行われていました。七五三もその儀式の一つで、公家や武家で行われていたものが、一般に広まっていきました.
現在の七五三では、住んでいる地域や各家庭で違いはあるものの、近所の神社や有名な神社に出向いて、参拝や祈祷をします。その後、写真館やフォトスタジオで写真撮影をしたり、レストランやホテルで食事をしたりします。
七五三のシーズンは、写真館やフォトスタジオが混み合うため、最近は、先に写真撮影だけをする家庭も増えてきています。写真館やフォトスタジオによっては、6月から七五三の写真撮影を行っているところもあり、10月や11月に比べて値段が低くなっています。
昔は数え年で七五三のお祝いをしていましたが、現在では、満年齢でお祝いをする家庭が多くみられます。
また、兄弟でタイミングを合わせるケースもあり(例:ひとりは満年齢、もうひとりは数え年)、お祝いする年齢を厳格に守らなくてはいけないという決まりはありません。男の子は、5歳でのみ行う地域や家庭も増えてきています。
七五三をお祝いする歳が男の子と女の子で異なるのは、その年にお祝いをする意味が大きく関係しています。以下に、伝統にもとづく七五三の年齢やその意味と内容をご説明します。
男女ともにお祝いします。江戸時代には子供の産毛を剃っておくと将来は健康な髪が生えてくると信じられていたため、男女問わず3歳までは坊主にする習慣がありました。3歳になり髪を伸ばし始める「髪置きの儀(かみおきのぎ)」を行います。
男の子のお祝いをします。人生で初めて袴(はかま)を着用する「袴儀(はかまぎ)」を行います。
袴は、江戸時代の武士が公の場で身に着ける盛装(せいそう)であったことから、この儀式は幼い少年にとって、男として社会の一員になるという意味合いを持っています。正式な晴れ着としては袴を着用するほかに、紋付と羽織も着用します。
女の子のお祝いをします。3歳まで着物を結んでいた付け紐(つけひも)から、成人と同じ丸帯(まるおび)をつけ始め、女性として社会の一員となるという意味合いを持っています。
七五三は、本来は11月15日に行われる行事です。
旧暦の15日は、二十八宿の鬼宿日(にじゅうはっしゅくのきしゅくにち:鬼が出歩かない日)で、婚礼以外は何をするにも吉とされていました。また、旧暦の11月は、田畑の収穫を終えて実りを神様に感謝する月でした。
その11月の満月の日である15日に、氏神への収穫と子供の成長に感謝を捧げ、加護を祈るようになったことが、七五三の日の由来といわれています。明治の改暦以降は、新暦の11月15日に行われるようになりました。
江戸幕府5代将軍綱吉が長男の健康を祈ったのが11月15日だったことも、七五三が11月15日に行われるようになったきっかけといわれています。
ただ、最近では日にちにこだわらず、10月中旬~11月下旬で、六曜の縁起の良い日(大安、先勝)や家族の都合のよい日にお祝いをする家庭が増えています。
関西
七五三当日は、近くの神社や寺に参拝し、祈祷せずに千歳飴を買って帰る家庭が多いです。3歳のお祝いは、男女ともに行うのが一般的です。内祝いの祝儀袋は、あわじ結びの水引に包みます。